社労士の資格試験の勉強法として最も重要なのは、過去問題を解くことです。
テキストをしっかり読み込んで理解してから問題にじっくり取り組みたいと思うかもしれませんが、社労士試験の範囲は広く、もしかしたら試験までに間に合わない可能性もありますし、合格するためには科目ごとに基準点が設けられていますので、どの科目もまんべんなく効率的に学習することが必要になってきます。このため、時間があまりない場合は特に過去問を重視したほうがいいでしょう。
問題を解いてよく間違える問題、合ってはいるけれど自信のない問題、きちんと理解できていないと思われる問題などは、テキストに返って見直しをします。問題の出来不出来に一喜一憂せず、選択肢のどこが論点になるのか(なぜ誤りなのかなど)をきちんと見極めることが重要です。
直前期といわれる時期には、資格学校などで模擬試験も行われています。利用することで、学習してきた成果を確認することができます。そして、横断学習(科目により共通点や異なっている点の確認)、法改正(改正された点は問題に出やすいといわれている)、一般科目の学習(白書など)、または苦手科目を重点的に学習するなどの勉強法を加えていきます。もちろん、この時期も過去問題を解くことが中心であるのは言うまでもありません。